体に重要な役割を果たす栄養素、ビタミン。ビタミンは脂溶性か水溶性か、またその機能によりさまざまな名前がついています。ビタミンの中でも代表的なものをあげてみましょう。
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体に重要な役割を果たす栄養素、ビタミン。ビタミンは脂溶性か水溶性か、またその機能によりさまざまな名前がついています。ビタミンの中でも代表的なものをあげてみましょう。
ビタミンFは、n-6系のリノール酸、アラキドン酸、n-3系のリノレン酸を含む不飽和脂肪酸です。
飽和脂肪酸は常温で固まり、動脈硬化の原因になるのに対し、不飽和脂肪酸は、植物油などに多く、生活習慣病を予防する特徴があります。体内で作り出すことができないため、ビタミンFと呼ばれていましたが、他のビタミンに比べると1日1g以内であるのに対し、リノール酸、アラキドン酸は7g、リノレン酸は2gと摂取量が多いため、現在は脂質の分類に入っています。
脂溶性ビタミンで、私たちの体は食べ物から摂取するビタミンKと体内の腸内細菌が合成したビタミンKの両方を利用しています。通常は体内で血液が不必要に固まるのを防ぎ、出血時には血液を固めて止血するようにうまくバランスをとる働きをします。
ビタミンKは骨の健康維持に不可欠で、骨にあるたんぱく質を活性化し、骨の形成をうながすことが知られています。このため、ビタミンKは骨粗しょう症の治療薬としても認められています。
ビタミンPは水溶性で、ビタミンCが充分に機能を果たすために必要です。
ビタミンPは毛細血管を強化し、ビタミンCの吸収を助けます。例えば、歯茎から出血したり、打ち身で青あざができやすいのは毛細血管が弱いためです。そこでビタミンPは、結合組織のコラーゲンをつくるビタミンCの働きを補強して、毛細血管を丈夫にします。
またビタミンPには血圧降下作用もあるため、高血圧の予防や脳出血など出血性の病気の予防が期待されています。